世界中で伝えられる“ブラジルのスーパーモデル、ダニエラ・シカレーリとYoutubeの争い”

現在、ブラジルのスーパーモデル、ダニエラ・シカレーリ(Daniella Cicarelli)とYouTubeとの間に騒動が巻き起こっている。これがこの何日間で世界中のマスコミで取り上げられ、騒ぎがさらに大きくなっているのだ。

サンパウロ州最高裁判所は4日までに、インターネットで盗撮映像が流されているダニエラ・シカレーリの訴えを受け、動画投稿サイト「YouTube」に対し、映像が完全に削除されるまでブラジル国内で同サイトの閲覧ができなくする措置を取るよう命じた。

ダニエラ・シカレーリはわずか3ヶ月ばかりではあるが、ブラジルサッカーのスーパスター、ホナウドと婚姻関係にあったブラジルのスーパーモデル。ご記憶の方も多いかもしれない。

このニュースが木曜日と金曜日にかけ、USAトゥデイやニューヨーク・タイムズをはじめとして世界中のマスコミで取り上げられている。

BBCニュースは、「この騒動のおかげで金曜日の午前中にYouTubeで最もアクセス数が多かったのは、当のダニエラ・シカレーリの映像だった」と伝えた。

サンパウロの司法裁判所は9月に訴えを受け削除を要請したが、この木曜日に冒頭の判決が出たため一気に世界中にこのニュースが流布したのだろう。

問題の映像は昨年の9月に投稿され、多くのサイトにリンクあるいはダウンロードされた。ダニエラ・シカレーリが恋人であるヘナート・マルゾーニ・フィーリョとのスペインはカディスのビーチでの模様が収められている。「砂浜での情熱的な愛撫」に始まり、「海中での疑似性行為」で終わるものらしい。

APが配信したニューヨーク・タイムズの記事によると既にブラジルの2つのサイトが問題の映像をサーバーから削除するように裁判所から通達されたようだ。

ダニエラとヘナートが訴えたのは2点。肉体的・精神的苦痛に対し、1日当たり25万レアル(約1,400万円)を支払う損害賠償と、サイトからの映像の削除である。

APから配信された同様の記事を掲載したのはアルゼンチンのクラリンや、アメリカのフォーブス、ビジネスウィークなど。BBCはYouTubeから削除されても別のサイトにアップされ続けるのは間違いないだろうと記述。

アメリカの雑誌「ワイヤード」のブログ「モンキー・バイツ」には間違った情報がエントリーされている。木曜日にエントリーされた記事には、「ブラジルの裁判所がYouTubeの全ての映像を削除するように命じた」と書かれている。スペインのエル・パイスも「YouTube閉鎖へ」と伝えた。もちろんブラジルの裁判所が命じたのは「ダニエラの映像の削除と削除完了までのブラジルでのYouTube閲覧の禁止」である。

有名税といっていいのか悪いのか分からないレベルの話になってますが、さて、どうなりますか。F

ラティーナ - 2007/1/6

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