亀田大毅 亀田家のボクシングを実践
亀田大毅は10月11日、東京の有明コロシアムで行われたWBC世界フライ級王者・内藤大助への世界初挑戦で、亀田3兄弟の次兄・亀田大毅が前代未聞の反則劇の末に初黒星を喫しました。敗色濃厚の終盤に相手を抱えて投げるなどのレスリング行為を連発し、最終回は減点3を受ける醜態をさらし、大差で判定負けしてしまいました。日本人選手との初対戦で経験不足を露呈するとともに、数々の日本人名王者を生んできたフライ級の世界戦史上に汚点を残してしまった。
その結果、日本ボクシングコミッションは15日、都内で倫理委員会を開き、11日の世界ボクシング評議会フライ級タイトルマッチで反則行為を繰り返した亀田大毅に、1年間のライセンス停止処分を科し、「亀田ファミリー」に世界タイトルマッチを冒とくしたとして厳重な処分を下した。
日本ボクシングコミッション委員会の斉藤慎一委員長は亀田大毅への厳罰の理由を「ボクシングを冒とくし、日本のボクシングにダメージを与えファンの信頼を損ねた」と指摘した。ボクサーが刑事事件以外で長期の出場停止処分となるのは、国内では極めて異例のことでした。亀田史郎レーナーには「大毅選手にルール違反を惹起させる動機をつくった」として無期限のセコンドライセンス停止処分を科し、選手のセコンドにつく資格を取り上げました。この処分はジムでの指導もできない。兄の前世界王者、亀田興毅は厳重戒告処分、協栄ジムの金平桂一郎は監督責任を問われ、3カ月間のクラブオーナーライセンス停止処分を受けました。
亀田大毅 亀田家のボクシングを実践